私は何処でもかしこでも、威張って歩いているらしく良く人に道を尋ねられる。自分でも初めての場所で自分的にはアタフタしていてる時でも、多くの人の中から選ばれて尋ねられるのだから、喜ぶべきか、改めるべきか分らない。
 久しぶりに出向いた新宿で改札を出た瞬間、外国人らしい方(東南アジア系)から「OIOI、OIOI!」と叫びながら、近づかれて来た時には正直困った。私を丸井さんと間違っているのか丸井の場所を聞かれているのか、皆目見当がつかず、足早に気付かぬ振りで通り過ぎてしまった。また、初めて訪れた東京某所で区役所の所在地を訪ねられ(この方は中近東系の方でした)「始めて来た所なので分りません」とお答えしたら「日本人なのにおかしい」と捨て台詞を頂戴してしまった。
さてまた、柏東口のダブルデッキで一見紳士風の中年男性に市役所を聞かれ懇切丁寧にお教えしたら、「お時間がありましたら、お茶でも御一緒に」と切り返され、(あんた市役所に用事じゃないのか〜!!!)と心の中で叫んだ事もある。

        

↑これだけ案内があってもだめな東口、さて西口は?

  路上で道を尋ねられても、さあとか、わかりませんで切り抜けることはできるが、厄介なのは、バイトしている店での質問。(別に私が居るので道を聞かれる訳ではない。念のため。)よっぽど頓珍漢な事を聞かれると、「ごめんなさい、分からないです。お役に立てなくて申し訳ありません」などと調子の良いことを言ってしまうのだが、切羽詰っている人々には自分の分かる範囲ではお答えするようにしている。 出来るだけ、かしわインフォメーションセンターや、駅に戻ると地図がありますから、と切り抜けようとするのだが、丸井のVAT館が分からない。地図を見ても分からないといわれてしまうとお手上げだ。その上レジにお客さまの列が出来ていようものなら答える方も焦っているので、正しく伝わったかどうか分らない。西口駅前に交番が無いのが不思議だ。「駅に戻る途中に交番がありますから。」と答えられればどんなに楽かと、ふと思ってしまう。

で、タイトルになるのだが「何で柏駅前には交番がないんだろう?」

 この間、一番近くの交番はと尋ねられ、東口のそごうの前の交番をお答えしたのだが、一緒にシフトに入っていたバイト仲間に「あそこって、お巡りさんいたっけ?」と突っ込まれ「あっ!」と考え込んでしまった。そういえばここのところ、とんとお見かけしていない気がする。

 ちなみに柏警察署に西口に交番が出来る予定はないか尋ねてみたら計画は、まったく無いそうだ。東口にもよほど忙しいとき意外は巡査は常駐しています。の一点張り。その上、よっぽどのときは構わず110番して下さい。というお答えに唖然としてしまった。「道を尋ねるのに110番したら注意されると思います。」(心の声)

      

↑確かに方向案内は大雑把な過ぎ!?逆に地図は詳しい過ぎて混乱ものかも?

 確かに永く柏に住み毎日の様に駅を利用する人達にとっては自分の目的にあった階段、道を行き来するだけなのだから柏駅のダブルデッキの階段の数の多さは何の問題も無いのだろう。事実、西口のダブルデッキを歩いている人達は東口に比べて取りつく島も無い程、足早で忙しそうに見える。

 しかし、初めて柏の駅に降り立って西口という表示にしたがって進んで来た人々には、スタスタと通り過ぎて行く人込みを掻き分けたり、ステモの壁沿いのベンチに陣取っているカップルや、ヘッドホンで自分の世界に浸っている若者には道は尋ねづらいだろう。とりあえずエスカレターで大きな通りに降り、そのまま前進し続け、我が愛しのコンビニで「あっ開いている、人がいる」とほっとして、道を尋ねるのだろう。

 警察もこれだけ、色々事件が起きると道案内の為に交番に巡査が常駐なんて、のんびりした時代では無いかも知れない。でもやはり私のような新人類(もしかして既に死語?)では無い人間にとって、駅をでたら交番のお巡りさん。道を聞くときびきびと答えてくれる、それが当たり前だ。私は知らない街に行く時にはネットで調べて目的地への地図をプリントアウトして持って出る。でもそこがHPをだしていなかったり、実際に改札を出てみたら地図を見ても分らない様な時は、"い"の一番に交番を捜す。

そう、自分の街なので気が付かなかった素朴な疑問、しつこいようだが今度は最後に。

「何で柏駅西口前に交番をつくらないんだろう?」